職務経歴書の書き方

転職活動では以前の会社でどのようなことをしてきたのか問われます。これまでの経歴を企業にアピールするためにあるのが職務経歴書です。一般的にはA4サイズで、1~2枚分の量が適しています。作成するときは読みやすさを考えてパソコンで作成しましょう。

いきなりやみくもに経歴を書き出しても、相手に伝わる職務経歴書にはなりません。職務経歴書を作成する前に自分の経歴を整理しましょう。まずは働いてきた会社です。会社案内を参考に事業内容や規模、創業年をまとめていきます。会社をまとめたら次は自身の仕事内容です。どの時期にどのような部署で、誰を相手にどのような仕事をしてきたのかを振り返ります。その仕事によってどのような実績をあげてきたのか、具体的な数字を用いて書きます。その部署内や業務の中でリーダーや中心となって活動した経験や社員教育の経験があれば、その部署の規模とそこでの役割を書きましょう。社内で表彰されたり資格取得に向けて頑張った経験があればそれも記載しましょう。これらをまとめたうえで、自分自身の能力についてまとめます。自分はこれが出来るという能力面とどのようなことを知っているかという知識面の二つの視点で書き出すことをおすすめします。

職務経歴書の形式は大きく分けて2種類あります。編年体式とキャリア式です。編年体式は経歴を古いものから時系列に記載する形式です。習熟度を示す場合に適している形式で、同じ業務を長期に渡り行った方に適しています。キャリア式は時系列ではなく職務内容ごとに経歴をまとめる形式です。時系列ではなく業務ごとにまとめられるので、幅広い業務経験のある方はこちらのほうがアピールしやすくなります。その業種や職種ごとに適した形式は変わるので、自分の職歴などに合わせて作成することをおすすめします。

職務経歴書は職務経歴から能力を示し自己PRにつなげるのがおおまかな構成です。この構成にしたがって作成しましょう。このときの注意点としては、「僕」や「私」のような一人称は不要です。できるだけ個条書きで行頭や行末をそろえるのがポイントです。家族のことやアルバイト経験など、直接職歴に関係のないものは記入する必要はありません。退職理由は一般的に「一身上の都合」とします。作成時に誤字脱字が無いかも必ず確認しましょう。